人生のテーマソングは幸せな歌にしなければいけない

目を瞑り、

大好きな誰かにずっと抱きしめられている夢を見るのは

とても幸せだね

 

だらしない身体が朝を迎えて、

妄想から目覚め、

ささくれだった汚い指先が

「おはよう」

死にそこなったわたしに

優しく語りかける

 

しあわせになりたいね

と思うほど

不幸せになりたい

わたしは

 

不幸になれるほど不細工ではないし

不幸になれるほど不憫ではないし

不幸になれるほど不仕合せではない

けど

不幸になれば特別になれると思うくらいに

愚かだった

 

わたしは

不幸にはならないよ

 

才能がないから、

生きています

 

わたしはなにも持ってなかったけれど、

べつに、いいよね。

 

誰かを愛せる気はしないけど、

誰かに愛されたい。

 

思えば思うほど遠く離れていくような幸福に

祝福されて生きています。死んでいます。殺されています。

脚色された他人の人生に、自分を重ね合わせてはいけませんよ。

明日、花を買って帰ろう。

あげる恋人なんていないけれど、

自分へのご褒美ってことにして。

そして、それを、川に投げて捨ててしまおう。

簡単にひどくなりたい。

簡単に悲しくなりたい。

 

屈折してるねって、言われるなら、

もっともっと歪んでいけばいいのに。

 

どうせ、子宮のなかのことすら思い出せないのだから

 

役割が欲しかったこと、

かなしいきもちに、なりましたか?

 

また、たくさん泣いて、

泣きつかれて、

眠れば、

愛しい誰かが抱きしめてくれる

 

楽に死ねないなら、

美しさが欲しい

 

幸せになれないなら、

特別が欲しい

 

眠れば眠るほど幸せになれるなら、

美しくなくても特別でなくても、いいのかもしれない

 

わたしの身体は明日も、

子宮に朝日を迎え入れる