それなりの地獄

日記、ポエジーの排泄

うつくしい毒

いつも、あちら側が見える場所まで降りないと、

なんにもできない。

 

きっと、そこに全部置いてあって、

わたしは、そこまで、必要なものを取りに戻る必要があるんだろう。

 

あのひ、わたしが、そこに、置きざりにした。

 

そこは、いつも、

ひんやりとした微風が吹いていて、

さわさわと、

耳朶を撫でる音が、わたしに教える。

 

あちら側への道は、ここにある、と

 

わたしに勇気を与えた、魔法をかけた、

うつくしい毒は、

その道への扉を開ける鍵?

 

わたしは、こうやって、あちら側に辿り着いたよ

 

懐かしい声がする。毒。あなたは、うつくしい毒。

 

さわさわと、

愛撫する声が、聞こえる、

あの場所。

優しさ。

 

「みえる…」

みえるよ

「わたしが見つけた道を教えてあげる…」

 

声がする

 

頑丈な身体。

デオキシリボ核酸の檻。

 

こわしかたを、しっている、こえ

 

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かみさまが、また、わたしを引き上げる

 

生き延ばしました

 

わたしはまた生き延ばしました

 

もう、あの声は聞こえない。

けれど、また、降りて行く。

あそこには、わたしの力が全て置いてあるから。

 

必要になったら、取りに行って、

また、戻る。

かみさまがわたしを引き上げる。

 

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