それなりの地獄

日記、ポエジーの排泄

恋をしなければいけない。
アルコール度数の強い、暴力的な恋をしなければいけない。
酩酊して我を忘れるくらい、殺人的な幸福にどっぷり浸からなければ。

コーヒーが砂糖水になって、
喪服すらピンク色に染めるような、
発狂するほどの幸福。

明日が無条件に今日よりも良い日になると確信するためには、
恋が必要だ。

美女と野獣
シンデレラ。
白雪姫。

「わたしたち、なにがおこったってしあわせだわ!」

裸になって、抱き合って、その先を知らなきゃいけない。

私がなんとなく不幸だなんて言っちゃうのは結局、
恋をしていないからだ。

私がシンデレラにときめかないのは、
恋をしていないからだ。

恋は無敵だ。最強だ。
なんでも殺せる。

「あなたがいれば、なんにもいらない!」

白々しい成熟さなんて投げ捨てて、
罪の果実を知る前のアダムとイヴみたいになれるって信じている、
残酷な幸福が恋なんだろうたぶん。

酩酊状態。恋。
恋をしなければいけない。

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