それなりの地獄

日記、ポエジーの排泄

きもちわるい青春

オリジナルなんてないのにオリジナリティなんて言葉使いたがるのは私たちの悪い癖だから戦争くらいしかそんな非生産的な幻想を掻消せないのも理解するしかないんですよ結局。私たちの右手があと10センチ長くなるような進化。その場しのぎの突貫工事が親から子へ受け継がれるだけのことに私たち、すこし、浮かれすぎたね。誰かの呪詛が世界に向けられても、誰かの強靭な無関心がそれをはじき返してこれたのは奇跡でもなんでもないんだよ。わたしがわたしたちになった瞬間にわたしがほんとうに美しいと思ったとうめいが失われて、あ、いま、無かったことに、されちゃったんです、いま。YESみたいな音楽、聴きたい。アナーキーさが欲しいんです。わたし、が、だれかになる、みたいな。宇宙が好きなのはわたしがちっぽけに感じるからなんかじゃないんです、本当に。冬の天体観測が大嫌いな君の感性を、わたし、あいしてるんだよ。ふつうになんかならないで、ふつうになんかならないで、ふつうになりたいと願うような、君の感性。普通が一番、なんて呪詛に屈したり憎んだり、そんな超個人的な営み。自己愛で帰結。わたしたちのマジカルミュージックはポピュラーミュージック。ロックだってマジカルミュージック。地獄がメンヘラなんて言葉でコンテンツ化されて、そんな言葉で説明されて気持ちよくなっちゃったクソみたいな青春が大量生産されてるんだよ、需要なんかないのに。わたしたちの午前2時は需要がないのに供給されて、棄てる場所すら見つからない。あって思ったときには、キラキラした個が「キモい」なんて言葉で殺されるここは天国のフリをすることすら怠慢する地獄の手前。誰かが誰かの午前2時を殴って興奮してボッキして、射精。今日も誰かのせいえきで服が汚れた。さいあく。

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だからつまんない昼のサスペンス見るくらいなら戦争するしかない

洗面所で体育座りしてわたし史上いちばん小さく縮こまってスマホをだらだら眺めても思い出すのは微妙に仲がいいだけの価値観の相違相違相違みたいな人間に見下されたことだけとか、午前2時までおきてたら嫌いなあいつの声がわたしを呼ぶ声が聞こえてきてただただしんどくなるだけとか、教室の窓際の席じゃなきゃ安心できないとか、わたしの部屋は首吊り自殺に不向きだな、とか、わたしの人生の営みはわたしの生きる才能を台無しにするだけなんですよってことをリピート再生するような毎日にふと「誰かを愛することが幸せの一歩」なんてありきたりな正論がわたしの横っ面を殴るから口の中に含んだ諦念の飴玉が口内を傷つけるわたしわたしわたしの人生何が悪かったのかなんて考えてもわたしのせいでしかないんですよね、残念ながらだから「友達がいないからだよ」って鬼の首とったようにアドバイスするブスでクソ頭わりー女がわたしの絶望をレイプしてもそれはわたしが勝手にそう感じただけだからどうかあなたは生きてくださいわたしの気持ちなんか踏みにじって生きてくださいなんてことを言っちゃえるような人間とただただそれに腹立ってるだけの人間が包丁持ってお互いを打ち殺そうとしてる今日のわたしの脳内で、うっかりわたしの体を◼️してくれはしないかと思案思案思案中のうしろでクソみたいな演技の女優が「そんなことしても誰も幸せにならないわ」

うすらい

薄氷乗りの少年

わたしの二の腕みたいな太もも

ひふの下にペチカ

 

画家の才能があったのです

ブルーの太陽

ミルク色の海

けど、やめちゃったんです

彼は薄氷乗り

 

夏は嫌い

春も嫌い

世界に秋はない

 

冬は薄氷乗りの季節

 

遠く かなた

人差し指の先にふれた

さかなの死骸がうつくしく遠吠えをあげた

音の分子が空に混ざり

エントロピー

世界はその瞬間

 

薄氷乗りの少年

わたしの二の腕みたいなユーモア

あの日、冒険に出た

世界が流氷のふるさとの音にそまった日

人差し指の先にはとうめいな明星

 

ところで、

薄氷乗りの少年が、画家を諦めた理由

それは、画家は、

重さがあるから

 

皮膚の温度で溶けて消えてしまうような氷に

画家のからだは重すぎる

色彩は重すぎる

ってはなし

 

馬鹿げてる、と思うだろう

でも、ほんとうのはなし

わかるだろう

 

世界が死んでしまう手前の永遠

時の粒子が薄く膜を張る膝下の憂鬱

 

薄氷乗りの少年

薄氷乗りの少年

薄氷乗りの少年

 

この季節はさいしょでさいご

 

いきた、「わ!」、

 

薄氷乗りの少年

つま先から髪の毛の先まで、かみさまに愛されてた

薄氷乗りの少年

わたしの二の腕みたいな絶望

いろは重いから

 

薄氷乗りの少年

 

ぎぃ、ぎぃ、

 

世界は子宮

母の産声

わたしの絶望に似た

少年は

薄氷の下

 

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ご飯食べるのめんどくさい

言葉を大切にしないで、棄てられていくのは、

本当は

「言葉」じゃなくて「自分」なんだって

駅のホームに散らかった不特定多数の「わたし」は言ってる

 

ひとりごとも雲みたいな吹き出しで片付いちゃうような

インスタントマジョリティ現代

わたし、だいすき、よ

 

「だいすきだよ」がきみのもとまで乗っかってく

媒体が、手紙からメールになって、いつの間にか知らない誰かのDMになっちゃっても

本当は亡くなったものなんかないんですよ、ほんとうは

 

わかりやすくなきゃ、いみわかんない、みたいな

誰にでもわかんなきゃ、いみわかんない、みたいな

みんなが気持ちよくなんなきゃ、いみわかんない、みたいな

だったらわたしはおっぱいもあそこも身体からえぐり取りたいんだよ、そんなんならさ

ね、わかるだろう

 

悪口いったら馬鹿みたい、なんて、

マウンティング

なぐりあい

血みどろの決勝戦

わたしたち、いつも、だいたい死んでるね

 

結局何が何だかわかんないのに誰かが誰かに説教垂れる時代はまだまだつづくのだ

冬の日に3cm浮遊してたブンガク少女

ハイエナみたいに生きなきゃって、誰の言葉?わらって

さくらが世界を侵食する季節に殺された

 友達だったわけじゃないのに、お手紙を書いた

さようなら、って

 

田舎の大型書店

の、一角

1秒ずつ死に近づくような生きる作業に意味を見出すためのコーナー

コピーペーストみたいな健全さが並んだ病的な景色を見て、

「最近はこういう本が一番売れるんだよ」って

言ったのは誰だっけ

 

太った女の、発達した下半身の筋肉が、躍動

「あ、」

巻き込まれて、射精したいなんて思うようなニッチな嗜好だって、

多様性なんですか?

 

みんな、何が何だかわかんないくせに言葉ばかり使う

しょうがない、なんて、わかってます

けど

けど

けど

 

個性って言葉がお笑い芸人みたいな意味で消費されていくたびに、わたしの体の思わぬところが切り刻まれていく

きのせい、だけど、

まぼろし、だけど、

おもいこみ、だけど、

だけどだけどだけどだけど、

 

わたしのすきなひと、いきてなくて、死んでても、すきなひと、

すき

 

凡庸でも、夢なんかなくても、弾みの良い太ももがすぐになくなっても、

 

わたしのことなんか、知らないで、

幸せになってほしいんです、こころから。

 

誰かが、わたしの「これから」を幸せにするためにわたしの「これまで」をふしあわせって切り捨てた、なんて

こと

あったって

わたしのことなんか、知らないで、

しあわせになってほしいんです、こころから。

 

ここは新宿です

夢も希望もないけど

でも、椎名林檎が、歌を歌いました

それだけで、最高のまち

 

リスカした女の子の午前2時が、

だれかに、

揶揄されて笑われてる

地獄

あの冬の空浮かぶブンガク少女

駅のホーム、少女の残骸

ドグラマグラ

わたしたち、げんき、げんき、げんき、ハッピー

 

いつか、わたし、

この時間を終えて、しまう、

残酷、なんて、言わないし、

ふしあわせ、なんて言葉も、望んでないから

 

しぶや、しぶや、しぶや、

あの冬のブンガク少女

ドグラマグラ読んでたの、意味なんてわかんないくせに

でも、

わたし、

うつくしいって思えたから、

友達でもないのに

手紙書いたのです 

最強みたいな感受性を勘違いしてないと、社会性の化け物に◾️される

才能ない脳

全身の毛穴から蛆が這い出てきちゃいそうな

きぶん

きぶん

きぶん

読書と冬

言葉を覚えて モノを知って

それなのに私は私を理解してもらうための言葉が分かんないんですよ

これがなければかわいがれるのにって剥ぎ取られた甘皮が私のこころなんだよって

もう

叫ぶことすら疲れたわ

 

雪の降る夜は車のワイパーの先を空に向かって上げておかなきゃならないのに

それを忘れたから

なんだか不安で眠れないような

そんな夜は

誰かのあげた誰かのワイパーに

猫が突き刺さってしんでるんだよ

 

ごめん、と、あいしてる、

を 繰り返して生まれた赤ん坊に

わざわざ名前をつけてから匿名一般大衆に仕立てあげるのは

ほうれん草を茹ですぎるのと同じくらい

悲しいことなんだよ

 

わたし、また、なまえを剥奪されたわ

 

東京タワーから私の体を私に見つけてほしいって言ったら

スカイツリーからの方がいいよって笑われた

私が神様なら明日で地球なんか止めにするよ

それは、誰かのワイパーの先に猫の死骸を設置するくらい簡単なことなんだ

 

私が死ぬ必要なんかないって、私、誰よりも知ってるわ!

言葉になり損ねた感情の死骸なら、

きっと、誰かを殺せるんだから!

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私たちはしあわせになれるんです

言葉になり損ねた感情の死骸に感受性が埋もれて酸欠

満月の夜は殺人事件が増える夜なんだってお母さんが言ってたのに、君はまた「月が綺麗ですね」なんて囁く

「美しい」には死があって、「綺麗」に死は無いのに、君はこんな夜に「月が綺麗ですね」なんて囁く

その感受性をあいしているよ

青白く濁った私の感受性より、ずっと、「美しい」