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それなりの地獄

日記、ポエジーの排泄

音楽は惨めさから生まれる

7GBじゃ、伝わらないね。
わたしの青春を、
再生回数に変換してお届けします。

140文字じゃ足りないよね。
笑っても泣いても、
私はインスタントなハートをあげる。
お湯をかけて、3分待って、食べて、生きて。

シールでべたべたのベースは、
個性のつもりだった。
じいしき、とかいて、こせい。

神様に不意にされた、惨めさを愛していました。
インスタントな愛。
「動画はリピートできても、人生は一度きりだ」とか、
そういうのはもうやめよう。
何度でも、やりなおそう。

引き裂かれて、生きています。
削り取られて、生きています。

時間も思想も捧げていた
青春のスーパースターが、
27歳で死んだって、
私たちは生きなきゃいけない。

セックス、ドラッグ、ロックンロール。
死に至る病


人生は一度きりとか、
命を大切に、とか、
私たちは、そういうのとは遠いところで息をしていこうね。

私たちは生き地獄にいるので、
苦しみも、喜びと同じように享受します。

縋った才能が、本当は、
愛がもらえたらすぐに捨ててしまえるような軽さしかなかったとしても、
私たちは泣きながら、生きていけます。

だから私は、あなたを赦します。

脳が疲れただけです

「役に立つこと」を求められすぎた私たちは、
本当のところ、
みんな頭がどうかしてしまっているんだと思う。

いま、うろの中から薄っぺらい懲罰願望が顔を出して、
痛いのなんて大嫌いなのに、
誰かに私を殴って欲しいと思っている。
殴り殺せ、いま。

世界が優しすぎるせいで、
わたしたちはマゾヒズムを持て余す。

摂氏45度の真夏にアスファルトの上で溶けていくアイスを、
ずっと眺めていたい。
蝉の抜け殻だけ食べて、冬を迎えたい。

意味のないことに、費やしたい。私の命を。
必要なこと、ばかりでは、
頭がおかしくなる。

摂氏45度の真夏にアスファルトの上で腐る誰かの死体を、
ずっと抱きしめていたい。
自分の爪だけ食べて、春を乗り越えなきゃいけない。

memento moriは福音だって言ってくれなきゃいやだ

 

誰かに思想を伝えるために言葉を使わなきゃいけないのは、

思想を殺している。

 

正しさなんて担保できない。

 

誰かに愛してもらうために思想を伝えなきゃいけないのは、

愛を殺している。

 

理解してもらわなきゃ愛じゃないなんて、歪んでいる。

 

私たちはこのせかいの、定められた輪の中で息をするために、

思想を殺して、

愛を殺している。

 

君とわたしの共通言語なぞ存在しなくて、

みんながみんな宇宙人みたいな言葉を使っている。

分かり合えたって、一瞬勘違いして、

その一瞬を繰り返す営みを、

なんとなく、

社会と呼ぶ。

 

他に名前がないから。

 

君とわたしが愛を通じあわせるために、

本当はお互いの思想を開示し合う必要はなくて、

理解しあえば愛、だなんて、

そんな幻想があるから、絶望する。

「つまらないなら愛じゃない」なんて、

馬鹿げてる。

 

わたしたちは本当は、

お互いの考えなんか知らなくても、

ご飯を食べて、悪口を言って、セックスをすれば、

愛を知ったように生きていける。

 

なんかそれじゃ心許ないし、

不道徳で不埒だから、

なんとなく、

愛を理解とイコールして、

どうせ分かり合えもしないのに思想を見せ合って、

どうせ、それをイエスかノーで判断するんだろう。

 

 

変な色の、

はやりのセーター。

は、正直センスがないと思う。

今日でもう、五人は見たよ。

 

結局、

愛を貰うためには、

センスも要らないね。

 

代替可能な誰かになって、

やっと、愛がもらえるのならば、

不毛。

けど、生産的だ。美しい、と思う。純粋に。

 

動物のフンみたいな色のセーターで、

愛がもらえる世界は、

それだけでじゅうぶん美しい。

 

「思想なんかいらないよ」って、

今日も、

まちに溢れたファッション雑誌が、誰かを殴る。尊い

 

愛がもらえたら、才能だってなかったことにできた、

あの日の君を、

今日も世界は肯定してるんだ、本当はね。

 

退屈だけど、愛。

 

どんなワクワクするような欺瞞だって、

世界に肯定された君の前では、

絶対に無力だ。

無抵抗だ。

殺せ。

 

 

このせかいは、

愛や思想を殺しながら、

それでも、

どうしようもなく、

愛や思想を殺しながら尊ぶ君を祝福している。

 
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感受性の自殺に加担できるのは狂人だけだろ。。。